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元はパン屋のとても古い建物。
道路に面して横長な店舗。
外装もプレハブ的な仕様で、ファサードに大きくコストがかかりそうな物件でした。
ただ、その古さには適度な荒さがあって可能性がありました。
裏に不思議な狭いスペースがあったり、なぜか家の玄関の様な入り口があったり。
「ファサードはあえて半分現状のままでいきますか!」
「家の玄関の様なもうひとつの入り口もそのまま残してしまいましょう!」
「貼られているチラシなんかもそのままで!」
「だったらあえて美容室に見えないお店にして、店内に木を植えましょう!」
なんていう現場でどんどん広がったお店の構想が、そのままできあがった形になりました。
真っ白なギャラリーの様な待ち合いスペースには植えたのは紅葉。
お施主様が見つけてこられたものです。
これがお店の顔になりました。
白をベースにした店内は、外観の荒さとは違ってすっきり。
カットスペース部分の天井をスケルトンにし、待ち合いスペースとの高さを変えることでより高さ感を感じます。
床は無垢のフローリングに白い塗装をかけ、少しだけやわらかさを加えました。
実は壁面の塗装は、お客様がご友人たちと塗られたものです。
驚く程綺麗にしあがっていて驚くほどでした。
これもお客様のお店に対する愛着に繋がればいいなと思います。
色々な場所が本当に白いキャンバスに見えるこのお店、
裏にある、人一人がやっと通れるだけのスペースもギャラリーとして使われるかもしれません。
これからもどんどん変化するお店です。

・床はフローリングを張りたい。
・天井をできるだけ高くしたい。

佐竹 紅美
